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ちはやふる
ちはやふる
(Chihayafuru) 花牌情緣
作者
ちはやふる
題材
競技
,
青年
,
少女
地區
日本
語言
日語
進度
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7
更新
2022-03-18
維護
wzyy22
評分
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小學校編
小學6年生の綾瀬千早の夢は、大好きな姉の千歳が日本一のモデルになる事であった。しかし、福井から來た転校生の綿谷新に「自分のやる事でないと夢にしてはいけない」と諭される。千早のかるた歴は新の住まいである狹いアパートの一室から始まった。千早の幼馴染みで好意を寄せ、訛りのある新をイジメる真島太一は校內のかるた大會に際して難題をふっかけ、さらには新の眼鏡を隠す。だが、ハンデにも負けない新に認識を改め、謝罪した太一は「千早にだけは絶対に言わないで」と頭を下げ、二人は友情を抱く。新の夢は祖父である綿谷始永世名人のように競技かるたで名人になり、日本一になる事であった。新の情熱に感化された千早と太一は原田秀雄が指導する府中白波會に入って本格的にかるたを始める。だが、福井に暮らす始が倒れ、小學校卒業を機に新たち一家は東京を離れる事が決まる。千早、新、太一の三人は団體戦にチーム「ちはやふる」を結成して挑み、そこでやがてはライバルや仲間となる面々との対戦を経てほろ苦い敗北を味わう。別れ際に泣く新に千早と太一は「競技かるたを続けてさえいればいつかまた逢える」と再會を約束する。(1巻 - 2巻前半)
3人の出會いから始まり、小學校卒業迄が描かれている。小學校編で3人がいる都市は、東京都府中市がモデルとなっている。
高校一年編
モデルの姉にも劣らない美少女に成長した千早は瑞沢高校に進學。そこで中學進學を機に別れていた太一と再會。千早は競技かるた部の設立を目指し、當初は乗り気でなかった太一まで巻き込む。たとえ離れていても、かるたへの情熱は変わらないと信じていた千早だったが新とは1年以上連絡が取れなくなっていた。太一と共に福井に向かった千早は、新が大好きだった祖父の始の死とA級昇格を決めた大會優勝が重なった不運を契機にして競技かるたから離れていた事を知る。それでも、かるたを嫌いになったわけで無いと分かり、二人は新を競技かるた界に呼び戻すため、強くなって新と再會する事を誓う。その後の千早と太一は、古典オタクで呉服屋の娘大江奏を弓道部から引き抜き、小學生かるた全國2位(1位は新)でかつて団體戦で対戦した「肉まんくん」こと西田優征、學年2位(1位は太一)の秀才駒野勉の勧誘に成功し瑞沢高校かるた部を設立し、「全國高等學校選手権大會団體戦優勝」という大きな目標のもとに、日々の練習を重ねる。東京都予選でかつて府中白波會で一緒で団體戦で対戦した「ヒョロくん」こと木梨浩が進學した強豪校で実力者須藤暁人の率いる北央高校を破り、全國大會に出場。全國大會開催前の近江神宮で、千早は現クイーンであり同い年の若宮詩暢と出會う。初の全國大會では、瑞沢かるた部は千早の途中棄権が響いて決勝トーナメントで敗退。翌日の個人戦で、詩暢に大敗した千早はその戦いぶりで詩暢に記憶を殘す。太一は勝ち進んだB級決勝戦で富士崎高校の3年生に善戦したものの3枚差で敗れる。その後秋に埼玉で行われた大會では、駒野とD級決勝戦で対戦した大江がD級優勝。A級昇格の賭かったB級決勝戦まで進んだ太一と西田も「運命戦」にもつれ込み、西田が優勝し、太一は準優勝に終わる。創部一年目にしては快挙と言える成績だったが、大きな目標に向けた課題が見えた大會となった。その後のかるた大會で部員たちは各々の課題を発見。完敗した詩暢以上の速さを追い求めようという千早は、むしろ原田から「速さへの追求を止める」指導されたことで、様々な年齢層の競技者たちとの対戦から學んでゆく。太一は現名人周防久志と偶然にも運命的な邂逅を果たすが、A級でないと知られるやそっぽを向かれる。千早や新のいるA級昇格を目指して地方大會を転戦する太一だったが、行く先々でヒョロに遭遇。その上「運の無さ」という壁に阻まれ苦闘が続く。一方、千早や太一の活躍に刺激を受けた新は福井南雲會に參加し競技かるた界への完全復帰を果たす。冬、恒例の名人戦・クイーン戦で周防と詩暢は危なげなく防衛する。(2巻後半 - 9巻前半)
高校二年編
春を迎え、千早たちかるた部一同は進級した。「瑞沢高校を將來的にかるた強豪校にする」という目標を抱いていた千早は、職員會議で「部員があと5名増えなければ部室を返上」という條件も重なり、新入部員獲得に躍起になる。だが入部者はイケメン部長である太一目當ての女子生徒がほとんどであり、競技かるたには全く興味を示さなかった。一方で千早を除く2年生部員達も団體戦優勝や、個人昇級を重視するあまり、後進育成に難色を示す有様で、それまでの結束に揺らぎが生じ始める。それでも諦めない千早だったが結局殘ったのは、太一を彼氏にするという野望に燃える筋金入りの戀愛體質女子花野菫と、北海道特有の「下の句かるた」で腕を鳴らしたものの、根拠の無い自信でチームの和を亂す男子生徒築波秋博という問題児2名のみだった。しかし、千早が「全國大會で倒れて棄権した時からもう一人部員がいたらと思っていた」と心中を明らかにすると、他の2年生部員も後輩の指導に協力的となった。結局、部室棟二階を吹奏楽部に割譲せざるを得なくなったかるた部であったが、吹奏楽部から全國大會優勝に向けてのエールが贈られ、想いを燃え上がらせる。東京予選で勝ち進み、運命戦の末に北央學園に敗れ準優勝となるが、出場枠増加により共に全國大會出場を決めた瑞沢かるた部は相手校のデータ収集という「裏方」に徹した駒野、花野の活躍もあって団體戦で初めて決勝トーナメントへと駒を進める。準決勝では、前年のクイーン戦西日本代表であった逢坂恵夢を擁する明石第一女子高校と対戦。恵夢と対戦した千早は劣勢からの追撃も及ばず惜敗するものの、チームは間一髪で勝利(駒野の運命戦により決著)。全國大會優勝常連の名門富士崎高校との決勝戦に臨む。そこで千早は山城選任読手の孫娘で新と同様に「競技かるた界のサラブレッド」と見られている山城理音との対戦中の接觸から、右手人差し指を故障する。築波秋博、駒野勉の敗退、千早の勝利によって一勝二敗で迎えた最後の1枚、2組の運命戦で西田と太一は、札合わせをし、太一は、運命戦で初めて自陣の札が詠まれ、待望の全國大會団體戦優勝を決めた。そしてその試合を広間の外で見守っていた新に千早は涙ながらに駆け寄り、チームで戦うことの意義を説いた。その熱戦ぶりは、同じく試合を見守った詩暢の心をも大きく揺さぶる。又、目標に向け二人三腳で頑張り、疲労困憊となって眠る太一に千早は「有難う」と禮を言う。個人戦で詩暢との再戦を望む千早は故障を押して利き手と反対の左手で強行出場し、再戦に漕ぎ著けるが大敗。だが、左手を利き手とする詩暢の強さを再確認する契機となる。一方、太一に「明日の個人戦で優勝したら東京の大學に進學する」と宣言した新は翌日の高校選手権A級個人戦で、高校かるた界では無敗を誇ってきたクイーン若宮詩暢との決勝戦を製し、宣言通り初出場・初優勝を決めた。新と太一は千早を巡る戀のライバルである事を強く意識する様になる。又千早が団體戦優勝と共に掲げていた各階級個人戦優勝は新が製したA級を除き、全て瑞沢かるた部が製する結果となり、B級準決勝戦でヒョロとの対決を製して駒を進めた決勝で山城理音を破った太一も優勝してA級昇格を決める。大會後、指の痛みは良性の內軟骨腫であった事が判明し、大事には至らないものの、千早は暫くの休養を餘儀無くされる。そして新の有言実行に並々ならぬ覚悟と千早への想いを見せつけられた太一は、新への、そして千早への複雑な対抗意識をより露わにしてゆく。一方で新は太一と千早に感化され、遠く福井の地より団體戦出場を目指し、かるた部創設に向けて動き出す。退院した千早は決勝戦で対戦した富士崎高校の指導者桜沢翠の招きを受け、太一と二人で同校を訪問し、著々と実力を磨く理音と再戦する。秋。目前に迫った名人戦・クイーン戦に向けて照準を合わせてゆく面々。しかし奇しくも予選の日程が瑞沢高校の修學旅行とバッティングしてしまい、衝撃を受けるかるた部のメンバー。前後し、その前哨戦といえる吉野會大會に出場した千早は、かつてクイーン戦で四連覇を果たした豬熊遙と初対戦し、熱戦の末に破る。決勝戦はA級昇格により公式戦初対決となった太一との一戦。試合は千早が僅差で白星を摑み取って優勝を決め、とうとうかるた界からの注目を一度に集める事となった。しかし千早は悩んだ末に、クイーン戦の東日本予選出場を諦め、クラスの仲間たちと修學旅行へ行く事を決める。その想いの背景には、千早の、將來は高校の先生になりたいという夢があった。そして始まった名人戦・クイーン戦予選。抜け駆けして予選會に出場し、途中から修學旅行に合流した太一は、恩師である原田が名人戦の東日本代表となった事を千早に告げる。一方の西日本代表は、決勝戦で兄弟子である村尾慎一を破った新に決定。代表決定戦では、互いに巧みな策で相手を翻弄しつつも、今大會を「勝って引退する」と宣言していた周防への対抗心に燃えた原田が逆転で新を破り、挑戦権を獲得。自身の敗因を思い入れの強い「ふ」と「ちは」に執著した事だと後悔する新に、千早は「手に入れたいもの程手放し、必ず取りに行くと誓う」自身の想いを語る。その姿に、小學6年生のころから変わらない想いと絆を感じ取った新は、その場で千早に告白する。新の想いに戸惑い、返事が出來ないままの千早。一方で太一は未だ、自身の千早への想いを伝えられないままであった。冬、周防との練習試合を行う機會を得た千早と太一は、周防の橫柄な態度に深く傷つけられる。しかしそこで周防の弱點を見つけた千早は、原田と共に名人戦の會場へと乗り込んでゆく。一方、クイーン戦では「最強の挑戦者」として挑む豬熊遙に詩暢が苦戦。永世名人位がかかる周防も原田の老獪な戦術に苦戦する。豬熊に敗戦し、動揺を隠せない詩暢に千早は襷を急造し、景気づけして送り出す。結果、周防は原田を強敵と認め、最終戦にもつれ込む接戦を製して防衛し、詩暢も千早の応援に自分を取り戻し、豬熊を下して防衛する。永世名人就任で引退を宣言していた周防だったが観戦していた新から後一年待って下さいと迫られ、あっさり引退を撤回する。(9巻後半 - 26巻前半)
高校三年編
周防・詩暢の連覇に因って幕を閉じた名人戦・クイーン戦。それを間近で見屆けた瑞沢高校かるた部は、新たに春を迎える。ついに太一から告白された千早は、その想いに応える事が出來ない。しかも新入部員を迎える最中、學業への専念を理由に退部屆を出す太一に動揺した千早は、かるたに集中出來なくなり、休部を宣言する。部の中心選手二人を欠いたかるた部は、戸惑いながらも練習を続けるが、新一年生の自己中心的なA級選手・田丸翠が馴染めず部をかき回す。千早は、新がかるたから離れていた時の様に、強くなって太一を待とうと決意する。一方の太一は、通い詰めている進學塾で、講師として教鞭をとっていた周防と再會する。太一のいないままの瑞沢高校かるた部は、北央學園に続く2位で全國大會出場を決める。全國大會でも勝ち進んでいくが、太一の抜けた穴は想像以上に大きく、前年の決勝で対戦した富士崎高校にリベンジされ準決勝で敗退。3位決定戦で、新のいる藤岡東高校と戦い千早が新に初めて勝利し、チームも5戦全勝で3位入賞する。翌日のA級個人戦でクイーン・詩暢と3年連続で當たり7枚差の善戦で敗れた千早は、試合後今度こそはクイーン戦でまた會おうと約束する。2年連続で新対詩暢となったA級個人戦の決勝は、運命戦迄もつれこむが新の優勝で幕を閉じる。高校選手権での善戦後、西田と駒野は大江に告白し、大江と駒野は交際する事になる。一方、新から告白の答えを求められた千早は「世界一強くなりたい」と宣言し、事実上回答保留する。引退する瑞沢かるた部創設メンバーには先に退部した太一も加わり、大掃除や部室を巡っての吹奏楽部とのカラオケ対決等それぞれの想い出を深める。太一は周防や須藤らの所屬する東大かるた部で周防を相手に実力を磨き、自らの長所を生かす新たなスタイルを確立しつつあった。一方、千早はクイーン戦予選と受験勉強とで揺れていたが、「やりたい事」と「やりたくない事」の両立を宣言。周防を倒すという野心を表明した須藤を相手に腕を磨く。クイーン戦東日本予選には同世代の選手に加え、出産により出場を斷念した豬熊に代わり競技者復帰しエントリーしていた桜沢翠と二回戦で対戦した千早は競り勝ち、そして準決勝では山城理音と対戦する。一方、名人戦東日本予選では相手のミスを誘うスタイルを身につけた太一が快進撃を続けており、準決勝で須藤との対戦が決まる。同日の西日本予選では新が、村尾を下して決勝に勝ち上がった新鋭のかるた製造會社天狗堂社員の小石川秀作に思わぬ苦戦を強いられていた。自分の擔當機械で作った規格外品かるたで対戦する奇遇を幸運に考えた小作は、ミスさえ好調にとらえるポジティブモンスターと化して新を圧倒する。一方、須藤は太一と千早の精神的繋がりに勝機を見出し、周防のように相手をコントロールする戦いをする太一と一進一退の攻防を繰り広げる。また、祖母が読手となるクイーン戦出場に燃え完全覚醒した理音に千早も苦戦。新は東日本予選で千早と太一が勝ち上がっている事を知って自分を取り戻し、激闘を製する。太一と千早は共に2-6という終盤戦に突入。そこで千早は痛恨の共お手つきで理音に札を送られ1-7に。だが場外の西田、駒野により新が西日本代表になった事を知らされた二人は、闘志に火がついたような反撃。3枚差で須藤に勝利した太一が最後に取った札は「ちは」だった。一気に6連取した千早は運命戦に持ち込んだ。そこで「春すぎて」がよまれると、もう一組の準決勝にまで勝ち殘っていた田丸も運命戦に勝利。千早は理音のお手つきにて勝利する。(26巻後半-37巻前半)
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